【人間不信】・【自責】・【無気力】
こんばんは。
ついてる男【Carkey】です☆
では、今回も早速前回の続きから…
自分自身で考え、父を説得してまでやりたいことを貫くと決めたのに、わずか2年で止めてしまい、同級生と高校の先輩と立て続けに裏切られ、人間不信にも陥り、自分自身を責める日々が続きました。
誰かに会う時は、それなりに明るく振る舞っていましたが、本当は無気力状態でした。
そんな日々がしばらく続いたある日、自宅に1本の電話がかかって来ました。
その日は、たまたまアルバイトが休みだったので家にいたのですが、母から
「H君から電話だよ。」
と言われました。
H?
私の当時の連れにHはいません。
そして、私の連れなら自宅にはかけずに、直接私の携帯にかけてくるはずだ。
Hで思い当たるのは中学の同級生で、一時期だけ仲良くなったことのあるヤンキーのHだけだ。
でも、特に仲が良かった訳でもないし、中学卒業後は一度も会ったこともない。
だから、そのHのはずがないだろう…。
そんなことが頭の中で駆け巡りましたが、とりあえず電話に出てみれば誰だかわかるので、出てみることにしました。
電話の相手は私の頭の中で駆け巡っていたHでした。
なぜ電話をかけてきたのか理解ができませんでしたが、とりあえず要件を聞くと
「今から会いたい。家の近所まで迎えに行くので着いたら連絡する。」
とのこと。
大して仲も良くないのに、久々に電話をして来て、いきなり会いたいと。
しかも、今から迎えに行くとは、かなり自分本位で強引だとは思いましたが、その日はたまたま休みだったし、毎日つまらないし、暇つぶしに会ってみることにしました。
私の家の近所に到着したHから連絡があり、久々の再開も早々にHの車に乗り込みました。
車内では他愛のない会話が続きましたが、私はどこい行くのかずっと気になっていました。
どこに行くのか質問するたびに、Hは私をはぐらかし、結局最後まで私に目的地を教えませんでした。
私の住んでいた地元で若者が集まる、1番栄えていた街に到着すると、Hは車を停めました。
「うん?買い物?」
そう質問してもHは答えず、歩いていきます。
仕方なく、その後をついて行くと…
とある雑居ビルの前に年上の知らない女性が立っていました。
Hはその女性に挨拶をすると、その女性は私に挨拶をして来ました。
そして、両手で握手をしてきました。
「何なんだ、この人⁉」
困惑する私をよそに、その雑居ビルのエレベータに乗せられ、とある会場らしきフロアで降ろされました。
後からわかったんですが、その会場とは
の勧誘の会場でした。
そして、さっき握手をして来た女性の講演が始まりました。
何が何だか、理解もできず、会場の異様な空気に圧倒され、あっという間に時間が過ぎました。
そして、その後、Hに家まで送ってもらい帰宅しました。
現在も、そのネットワークビジネスの会社が存在しているか、わかりませんし、ネットワークビジネスのことを悪く言うつもりもないので詳細は割愛しますが、その会社との出会いが私の大きな転機となります。
詳細は、また明日書きますねw
では、第52回はおしまいです。