季節外れ
こんばんは。
ついてる男【Carkey】です☆
先日季節外れの雪が降りましたね。
大きな事故もなかったようでひと安心です。
今回は雪にまつわる私のエピソードを書きたいと思います。
以前の会社に勤めていた時の話です。
日付は2月、翌日の天気予報は雪。
しかも、かなり大雪で1日中降り続くとのこと。
帰宅困難になると予想し、念のため次の日の着替えを準備しました。
予想通り、日付が変わる頃から雪が降り始め、朝にはすっかり雪が積もっていましたが、前日に事前準備していたので、慌てることなく家を出ました。
しかし、トラブル発生!
改札口に着きいつものように定期を出そうとすると、定期がバッグに入っていません。
仕方なく、切符を買おうと財布を探すと財布も入っていません。
…
…
…
一瞬パニックに陥りましたが、すぐに状況を理解しました。
「着替えで荷物が増えて、いつものバッグと違うバッグに変えたからだ。」
会社にいつも同じバッグで通勤していましたが、そのバッグに定期と財布を入れっぱなしだと、すぐに気づきました。
運良く携帯電話は持っていたのですが、それでは電車に乗れません。
どうすれば会社まで行けるか?
⇒最悪、片道の交通費さえあれば、何とかなる!
⇒では、どうすれば交通費が準備できるか?
⇒誰かに借りるしかない!
まずは、改札口の駅員に事情説明しましたが、門前払いでした。
続いて、駅に隣接しているコンビニ、スーパーに駆け込み事情を説明しましたが、答えは「No!」でした。
他に手段はないか、さらに考えている時に、以前会社の休憩室で誰かが話している話をふと思い出しました。
「駅に着いたら定期も財布も忘れたことに気づき、でも家まで取りに帰る時間はないので、ダメ元で交番にいったら、お金を貸してくれて本当に助かった。」
その時は、そんなこともあるんだくらいにしか思っていませんでしたが
「まさに今はその状況、頼るところは交番しかない!」
交番は別の改札口を出たところにあるため、急いで向かいました。
途中、もう一度ダメ元で別の改札口の駅員に事情を説明すると奇跡が起きました!
「じゃあ、会社まで行ければ、今日中に降車駅で乗車賃を払うことはできますか?」
「はい、誰かに借りて払えます。」
「それなら、こちらにご記入ください」
…
と、申請用紙に必要事項を記入することで乗車賃を立て替えてもらえたのです。
そして、降車駅の駅員にお礼を言い、一旦会社へ行き、仕事終わりに乗車賃を払い改めてお礼を言い帰りました。
ざっくりまとめるとこんなエピソードです。
乗車賃がなくても立て替えてもらえることは、常識なのかわかりませんが、少なくとも私の中では常識ではなく、その当時も毎日「ついてる」と言っていたので、やっぱり「ついてる効果」はスゴイと再認識した出来事でした。
と同時に、同じ駅の駅員なのに、どうして対応がここまで違うのか、不思議でなりませんでした。
今だから、こうして話せますが、当時は門前払いされた駅員に対して悪い印象を抱いていました。
でも、その経験があったからこそ、こうしてエピソードとして書くこともできますし、私の経験を書くことで誰かのお役に立てる可能性もあります。
そう考えると、貴重な体験をしたんだなと改めて思います。
今後、雪を見る度にこのエピソードを思い出すかはわかりませんが、今でも鮮明にあの場面の映像は浮かんでくるので、きっと忘れることはないでしょう。
では、第197回はおしまいです。