【クリスマス】の現実
こんばんは。
ついてる男【Carkey】です☆
アナタのクリスマスの想い出はなんですか?
・サンタクロース
・トナカイ
・ソリ
・パーティー
・ケーキ
・七面鳥
・シャンパン
・プレゼント
・デート
・ディナー
・雪
…
色々ありますよね☆
私は、幼少期の時の記憶が鮮明に残っています。
当時、年中(5歳)だった私は、クリスマス前日の保育園の授業で、クリスマスはサンタクロースがトナカイが引くソリに乗ってやって来て、皆が寝静まっている時に煙突から家の中に入り、プレゼントを枕元にこっそり置いて帰っていくと習いました。
枕元には何が欲しいか書いた紙を靴下に入れておくと、靴下の中にプレゼントを入れておいてくれると。
「家に煙突がない場合はどうすればいいの?」
「その時は、玄関のカギを開けておけば玄関から入ってきてくれるよ。」
先生(保育士)の言葉を一語一句疑わず純粋に信じていました。
そして、授業の終わりに、サンタクロースからのプレゼントに何が欲しいか短冊のような紙に書きました。
私は、当時アニメで放送されていたロボットの超合金が欲しいと先生(保育士)に書いてもらい短冊を大切に持ち帰り、母親にこう言いました。
「明日、サンタクローズが来るから、靴下を用意して。あと、家に入れるように玄関のカギは開けておいてね。」
母親は口には出しませんでしたが「はいはい、わかりました。」と言わんばかりの対応でした。
それでも、私は楽しみでたまりませんでした。
次の日、とうとう心待ちにした夜になりました。
眠らないとサンタクロースが来ないとわかっていても、興奮してなかなか眠れませんでした。
それでも、枕元にはしっかりと短冊を入れた靴下を準備し、布団に入り、目を閉じました。
気づくと朝になっていました。
真っ先に枕元の靴下を見ましたが
…
…
…
プレゼントどころか、何も入っていませんでした。
母親に
「サンタクロース来なかった…」
と淋し気に言っても、大したリアクションはありませんでした。
その日、保育園へ行くと、クラスの友達が嬉しそうに盛り上がっていました。
もちろん、話題は「サンタクロース」と「プレゼント」。
「サンタクロースは見れなかったけど、起きたら短冊に書いたのと同じプレゼントが置いてあった」
「短冊に書いたのとは違うけど、プレゼントが置いたあった」
そんな声が飛び交っていました。
短冊に書いたのと同じどうこうの話ではなく、プレゼント自体が置いてなかった私は、自分自身がとてもみじめで悲しくなり、とてもじゃないですが会話に加わることはできませんでした。
そして、5歳にしてサンタクロースはいないんだと早くも現実を知りました。
もうすぐ、今年もクリスマスがやってきます。
息子はサンタクロースの存在を当然ながら信じています。
事前にプレゼントに何が欲しいかリサーチ済みなのでしっかりと用意してあります。
いつ現実を知るかわかりませんが、自然にわかることだと思うので、それまではそっとしといてあげようと思
っています。
現実を知った時に、ある程度のショックを受けるかもしれませんが、私自身が5歳の時に味わったみじめで悲しい気持ちよりはマシでしょう。
何十年も前の経験が、こうして活かされているのは、やはり人生は必然なんだと再認識した今日この頃です。
では、第83回はおしまいです。