【ありがた迷惑】
こんばんは。
ついてる男【Carkey】です☆
私の義父は糖尿病です。
薬を飲んでいますが、症状は改善されず、むしろ最近では眼にも影響が出始めているので心配で仕方がありません。
年齢も古希を迎えたので、食生活を改善し、少しでも長生きして欲しいと本気で思っています。
しかし、数年前にこんなことがありました。
現在、私は義父母の家(妻の実家)の近くに住んでいます。
私の妻が会社勤めを辞め、専業主婦になった時にこんな提案をしました。
「栄養バランスを考えた晩ご飯を義父のために作りにいくのはどうか」
義母も忙しく働いているため、義父の食生活を改善させるには、娘である妻が一肌脱ぐしかないと思いました。
このまま糖尿病が悪化した時に、何かやれることはなかったんじゃないかと、妻自身にも後悔してもらいたくなかったからです。
また、実の娘が自分の健康のことを考えてご飯を作りに来てくれたら、義父にも響くのでは、とも思ったのが理由です。
しかし、結論からいうと、感謝はされましたが、義父には響いていませんでした。
自分が食べたくないおかずについては、妻に内緒で捨てていたとのことです。
この事実を知った時、妻は相当ショックを受けていましたが、私は義父を責めることはできませんでした。
今回の件は義父から頼まれてしたことではなく、私と妻が義父の体調のことを思い、良かれと思いしたことです。
でも、実際は義父にとっては、気持ちは嬉しいけどありがた迷惑だったのでしょう。
私は妻に提案したことを謝りましたが、妻は実際に行動してみた結果がたまたまそうであっただけで、これで何かあったとしても後悔の念を残らないと思えたようです。
そこで今回伝えたいことは
「こちらが良かれと思っていても、相手にとっては迷惑だということもあり得る」
ということです。
義父の件は、客観的に判断しても、絶対に私と妻の行動は間違っていないと思います。
しかし、受け手側がどう感じるかが重要なんです。
いくら世間一般が良い、間違いないと思っていても、受け手側が悪い、嫌だと思えばそうなってしまうんです。
誰かに何かを教えたり、お勧めしたりする時に、自分本位になってはいませんか?
しっかりと考えたつもりでも、相手の立場になって今一度考えてみてくださいね。
それが、お互いにとって最善です☆
では、第277回はおしまいです。